福岡アクセシビリティセミナー vol.1

アクセシビリティって何?“伝える”を考えよう

開催日時:2012年2月18日(土) 13:00〜  会場:九州産業大学12号館

Zusaarで参加申込を受け付けています。
受付期間:2012年2月17日(金)まで

参加申込はこちら
  • 2012年2月28日 フォローアップページ で吉川さん、三好さんのコメントとスライドを掲載しました。他イベント風景の写真等追加。
  • 2012年2月20日 フォローアップページ で植木さんからのコメント、取り上げていただいたサイトを追加しました。
  • 2012年2月20日 フォローアップページ を公開しました
  • 2012年2月17日 定員に達したましたので参加申込の受付は締め切りました。

セミナー概要

開催日時 2012年2月18日(土) 13:00〜
定員 100人200人
受付期間 2012年2月17日(開催前日)まで
参加費 無料
会場 福岡市東区松香台2-3-1 [Googleマップで周辺地図を開く]
九州産業大学12号館 [Googleマップで12号館の地図を開く]
駐車場 駐車場は利用できません。公共交通期間でお越しください。
障がいをお持ちで車でしか来れない方のみ、お問合わせからご相談ください
主催
主催:
FWW アクセシビリティ実行委員会
共催:
ISIT(財団法人九州先端科学技術研究所)
協賛:
九州産業大学情報科学部 ,
九州産業大学大学院情報科学研究科
後援:
AIP(特定非営利活動法人 高度IT人材アカデミー)

会場内無線LAN協力:アライドテレシス株式会社

関連URL

セミナーのコンセプト

福岡でアクセシビリティのセミナー形式のイベントを開催することになりました。

「webアクセシビリティ」という言葉をご存知の方は多いと思います。
しかし、実際に高齢者や障害のある方々が日頃どんな方法でITを利用しているかご存知の方はどれぐらいいらっしゃるでしょうか。

アクセシビリティとはなんなのか?
日頃どんなユーザーがどんな使い方をしてるのか?
情報を配信する側、webサイト制作側はどうすれば「伝える」事ができるのか?

最新のアクセシビリティの現状を知ることから、
自分達で何ができるのかを考えてもらい、
「気づき」を持って帰ってもらいたいセミナーです。
アクセシビリティから視点を広げた「伝える」をテーマにしたセッションも予定しています。
言語に制約されずに視覚的な図で直感的に情報を伝える「ピクトグラム」についてや日本での常識が世界では非常識となりえる「多言語化対応」のトライ&エラーといったセッションです。

セミナーの対象者

WEBに関わる仕事をされている方、WEB業界を目指している学生の方など、多くの方が対象となるセミナーです。

例えば、こんな方々が対象となります
  • WEB制作者の方
  • 自治体のWEBサイト担当者の方
  • 企業・団体のWEBサイト担当者の方
  • WEBサイトの運営に関わる方
  • WEBアプリケーション開発者
  • アクセシビリティに興味がある方
  • WEB業界に興味がある学生の方
  • アクセシビリティに関することで自分の技術を生かして社会貢献したい方

プログラム

タイムテーブル

12:30 受付開始
13:00 〜 13:10 開会挨拶
13:20 〜 14:50 アクセシビリティが引き出すWebの "伝える" 力
講演者:植木真
詳細
15:00 〜 15:45 インタビュートーク:実ユーザーの利用状況
ゲスト:井上浩一
インタビューワー:植木真
詳細
16:00 〜 16:40 ピクトグラムで伝えよう
講演者:吉川伸彦
詳細
16:50 〜 17:10 オープンソース CMS における
多言語対応のトライ&エラー
講演者:三好隆之
詳細
17:20 〜 18:20 パネルディスカッション
司会:坂本(ISIT)
パネラー:植木真、井上浩一、河村 宏(DAISY)、鈴木 昌和(九州大学)
詳細
18:20 〜 18:30 閉会挨拶
13:20 〜 14:50

アクセシビリティが引き出すWebの "伝える" 力

昨年の東日本大震災後には、さまざまな場面でWebが情報の発信や共有、コミュニケーションなどに威力を発揮しました。Webには、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌などの従来のメディアが真似することのできない力(パワー)があります。このセッションでは、「アクセシビリティとは何か?」、「なぜアクセシビリティなのか?」という素朴な疑問をはじめとして、「Webが持っている "伝える" 力を最大限発揮させるにはどうしたらよいのか?」を皆さんと一緒に考えてみたいと思います。

植木真さんの顔写真

講演者プロフィール

植木 真(うえき まこと)
株式会社インフォアクシア  代表取締役
Webアクセシビリティ・コンサルタント
Twitter: @makoto_ueki

診断・評価、ガイドライン作成、教育・研修、ツール開発などを通じて、主に企業のWebサイトおよびWebアプリケーションのアクセシビリティ確保をコンサルティングしている。

国内外のアクセシビリティ・ガイドライン策定にも従事しており、W3C/WAIのWCAGワーキンググループで「 WCAG2.0 」、 財団法人日本規格協会 INSTAC (情報技術標準化研究センター)のワーキンググループで「JIS X 8341-3:2004」および「JIS X8341-3:2010」の原案作成に参画。現在は、 WAIC(ウェブアクセシビリティ基盤委員会) の副委員長および同委員会実装ワーキンググループの主査を兼任している。

15:00 〜 15:45

インタビュートーク『実ユーザーの利用状況』

全盲の人もスマートフォンを使っているのはご存知でしょうか?
(私はiPhoneを愛用しています)
実際のアクセシビリティを必要としてるユーザーが、どのようにwebサイトを利用しているのか?またどのように仕事をしているのか?をインタビューワーの植木真さんと一緒にお話できたらと思っています。

  1. スクリーンリーダー「JAWS」の紹介
  2. JAWSを使って、ウェブページを操作
  3. iPhoneのVoiceOverを使って、ウェブページを操作
  4. ウェブが全盲ユーザーにとって便利なこと

 

井上 浩一の顔写真

ゲストプロフィール

井上 浩一(いのうえ こういち)
Twitter: @ushiushix

1971年長崎県生まれ。6歳で失明。
九州大学大学院数理学研究科修士課程終了後、1998年株式会社リコー入社。
オフィスソリューション向けソフトウェアの研究開発、クラウド上のシステム設計・構築に従事。

いろいろなものをアクセシブルにする技術に興味がある。
愛用する画面読み上げソフトは JAWS

16:00 〜 16:40

ピクトグラムで伝えよう

Webやスマートフォンのインターフェイスでも多く利用されるようになったピクトグラム。その制作で気をつけたいことをお話しします

吉川伸彦の顔写真

講演者プロフィール

吉川 伸彦(よしかわ のぶひこ)
株式会社SIIIS Visual Communication Design

グラフィックデザイナー、アートディレクター
グラフィックデザイン、インタラクションデザインが活動範囲。九州産業大学芸術学部デザイン学科卒業後、株式会社 宣研を経て独立、グラ風. 開始。非常勤講師、 株式会社SIIIS に所属。

16:50 〜 17:10

オープンソース CMS における多言語対応のトライ&エラー

世界で人気のオープンソース CMS、WordPress 用のプラグインを作成して一般公開したところ、思いがけなく世界のあちこちから反応が来ててんやわんや。50を超える言語への対応に悪戦苦闘しつつ学んだ「言語って何だ?」ウェブ開発者が現場で学んだ「世界へ伝える技術」についてお話しします。

三好 隆之(みよし たかゆき)

講演者プロフィール

三好 隆之(みよし たかゆき)
合同会社ロックロブスター 代表
Twitter: @takayukister

世界標準パブリッシング・プラットフォーム WordPress を用いたウェブ開発を得意とする合同会社ロックロブスターの代表。いくつかの WordPress プラグインを開発しており、中でも問い合わせフォーム機能を追加する「 Contact Form 7 」は 累積ダウンロード数550万超 の世界的な人気を獲得している。

17:20 〜 18:20

パネルディスカッション

アクセシビリティの現状や音声読上リーダーの現状などをパネルディスカッション形式でお伝えします。

司会:坂本(ISIT)
パネラー:植木真、井上浩一、河村 宏(DAISY)、鈴木 昌和(九州大学)

河村 宏さんの顔写真

登壇者プロフィール

(かわむら ひろし)
NPO法人 支援技術開発機構副理事長
DAISYコンソーシアム 会長

1970年から1997年まで東京大学総合図書館に勤務。
(財)日本障害者リハビリテーション協会 情報センター長および
国立身体障害者リハビリテーションセンター研究所 障害福祉研究部長を経て現在にいたる。


すべての人が共有する知識と情報のデザインを追及し、
情報アクセス権と著作権の調和を目指した活動に取り組む。

また、ソーシャルインクルージョンの立場に立ち、
障害者・高齢者の災害に対する事前の備えへの情報支援と国際協力に力を注いでいる。


IFLA/LBS常任委員/GLADNET理事/国連GAID戦略委員会委員/WAI/W3C委員/世界盲人連合国連委員会委員/JICA障害分野支援委員

鈴木昌和さんの顔写真

登壇者プロフィール

鈴木 昌和(すすぎ まさかず)
九州大学大学院数理学研究所  名誉教授

数学者、専門は複素解析学。
1990年代に九州大学数理学研究院で全盲の学生の指導教授となったことが

きっかけで理数系分野の視覚障害者を支援する技術の研究をスタート、
数式を 含む印刷文書やPDFを読み取るOCRソフト InftyReader を開発し実用化。

2005年理数系分野の視覚障害者支援を目的としたNPO法人サイエンス・ アクセシビリティ・ネット(サクスネット)を設立。

2008年と2010年に視覚障害のある生徒たちのための 「科学へジャンプ・ サマーキャンプ」 を開催、その実行委員長を努めた。

2010年3月に九州大学を定年退職、現在は同大学数理学研究院特任教授兼 九州先端科学技術研究所特別研究員、 サクセスネット 代表。

参加申込について

受付期間:2012年2月17日(金)まで

Twitter,Facebook,mixiのアカウントをお持ちの方

Zusaarのイベントページから参加申込ください
定員に達したましたので申込は締め切りました。

Twitter,Facebook,mixiのアカウントをお持ちでない方

こちらの申込フォームから参加申込ください。
定員に達したましたので申込は締め切りました。

会場へのアクセス

※国道三号線沿いの西鉄バス「九産大前」から来られるご予定の方は特にご注意ください!

会場の九産大内は現在学内で工事中のため、一部通行止めの道があります。
以下の地図を事前にご確認ください。(当日、案内看板を設置予定)

九産大内の工事中の地図
(クリックで大きな画像を別ウインドウで表示します)

当日、会場の九産大内の駐車場は利用できません。
公共交通機関をご利用ください。
障がいをお持ちで車でしか来場ができない方は お問い合わせ先からご相談ください。

当日の会場内の電源・ネットワークについて

会場の九産大では、各教室の机に全てLANとコンセントが1口ずつ付いており、利用することができます。

机に備え付けられているLANポート

会場内無線LAN (Wi-Fi)は アライドテレシス株式会社 様のご協力により利用可能です。
ですが参加人数が多いため、ノートPC等で利用される方は有線LANの利用を強くお勧めします。

ネットワーク接続を希望される方はLANケーブルをご持参ください。ケーブルの長さは50cm程度のもので十分かと思われます。

懇親会について

19:00〜20:30の予定です

参加費予定

一般 : 3,000円
学生 : 1,000円

お問合せ先

お問い合わせはメール info@fww-a11y.in までお願いします。

FWW福岡アクセシビリティ実行委員会

ボランティア
スタッフ
  • 坂本@ISIT
  • 山崎@ISIT
  • 下川 利彦@九産大
  • 村上@AIP
  • 金内 透
  • 金内 和子
  • 吉川 伸彦
  • 三好 隆之
  • 西嶋 彰
  • 西 洋平
  • 卜部 季頼
  • etc